自信

 

私は謙虚さがある人が好きだ。

 

 

言い換えると、自信家が嫌いだ。

 

 

誰もが認められたいのはわかる。

 

 

しかし、所々で自慢をぶっこんでくるのを私は嫌だと思ってしまう。

 

 

本人は自分をアピールしているつもりだろうが逆効果であることに気付いて欲しいと思う。

 

 

確かに、隠れた能力はアピールしなければ伝わらない。

 

 

しかしアピールされる側は不快。

 

 

簡単に、イメージよく隠れた能力を伝えるのは無理だ。

 

 

皮肉なことに。

 

 

 

 

 

これとは別に、隠されていない能力をアピールする場合がある。

 

 

私可愛いでしょって。

(かなり具体的だが)

 

 

そう、私は芸能人でもない人間の可愛いアピール自撮りが大嫌いだ!

 

 

その理由は自信家であることもあるが、大きいのは自己顕示欲、承認欲求をいとも簡単に満たしていることだ。

 

 

 

 

自分に自信があることは素晴らしいことだ。

 

 

その自信があることで可愛いアピールをし、周りに認めてもらうことで満たす自己顕示欲と承認欲求。

 

 

自分が満たせない欲を他人が容易に満たしている事実。

 

 

欲を満たせていない余裕のない人間が、他人の欲を満たしている様を見て平気でいられるはずがないのだ。

 

 

 

 

 

そう、つべこべ言ってきたが一番はこれである。

 

 

こんなことも口に出そうものなら"拗らせている"と思われ、そう思われるのが嫌なためずっと秘めてきた。

 

 

しかしそれも苦しみなのだ。

 

 

可愛い女が可愛いでしょ、すごいでしょアピールして、周りが肯定的で。

 

 

それでさらに自信をつけた女が偉そうに披露する持論。

 

 

そしてそれに周りが肯定的で、のループ。

 

 

 

 

自分が可愛い自信と、自分の持論が正しいと思う自信。

(具体的だが、一番目の当たりにしてもやもやしてしまうのがこれ)

 

 

羨ましいとも違う、僻みとも違う、なんとも言い表せない感情だ。

 

 

ただハンカチを噛んでキーーーッとするしかない感じ。

 

 

こうなったとき痛い、醜い存在は完全にこちら側だ。

 

 

こちらは負のループを回転させているわけだ。

 

 

自信もなければ、欲も満たせない。

 

 

こんな余裕がないと、時に攻撃的になる。

 

 

可愛いアピールしてるけど、あなたが思ってるほど可愛くないよ(笑)

 

その程度で可愛いと思えて幸せでいいなあ(笑)

 

自分がすごいアピールするのに必死だけど、それあなたの価値下げてますよ(笑)

 

なーんて。

完全なる負け犬の遠吠え。

 

 

こんな醜い感情も秘めるしかないから、また毒が溜まる。

 

 

性格の悪いブスを完成させてしまった。

 

 

ブスは隠し切れないから性格は普通のふりをするよう努めるのだけど、なんでも"ふり"というのもまた労力が必要で、余裕を奪っていくのだ。

 

 

あぁ、考えれば考えるほど出てきてしまう負の感情!

 

 

自信のなさが生む負の代償が大きい。

 

 

 

 

今、私の容姿が佐々木希になったら様々な悩みが解消できるだろうか、などと意味のない考えを巡らせる。