無趣味の私は、休日に一人で何もすることがないことがとても苦痛だ。
アニメや映画、刺繍、ピアノ、麻雀など色々手を出してみたがすぐに飽きてしまう。
そのこと以外考えられないくらいに何かに熱中して余計なことを考えたくないのに。
私の心には火がつかない、燃え尽き症候群ならぬ燃えない症候群だ。
何かに熱中するのにも努力が必要なのか?
私はおそらく人が苦手なのに一人でいられない。
昔から一人でいても、頭の中の都合のいい人間と話をしている。
いわゆるイマジナリーフレンドではなく、実在する人間と頭の中で話をしている。
現実だと上手く話せないくせに、頭の中では饒舌だ。
実際にその人にこんな話をしたい、という願望による妄想なのか、こんな恥ずかしい癖は誰にも言えない。
普段はそのようにして心の平穏を保っているが、自分と自分の中の知人だけでは解決できないこともある。
その時が一番厄介で、こんなに辛いことがあって、しかもこの話を聞いてもらえる人もいないんだ、と二重に辛くなってくる。
人に頼らないと生きていけない、自分で解決ができない。
今日は日中自分で機嫌が取れていて、夜に今日の出来事を実物の人間に話したいと思っていたのにそれが叶わなくなった。
その途端気分がどん底だ。
終わりよければすべて良し、ではなく終わりクソならすべてクソ、という極端な結論に至らしめてしまう。
人に話すために今日一日過ごしていたわけではないのにね、自分が楽しいと思えることをしてたはずなのにね、どうしてこうなの?