間違えることが怖い

 

今日不意に高校3年の時の数学の授業のことを思い出した。

 

 

ゆるーい授業で、一回の授業で二人くらいが事前に指定された問題を黒板で解いて、それを先生が解説して、あとは自由みたいな感じだった気がする。

 

 

ある日の当番がいじられキャラの男子で。

 

 

その人が黒板に書いてる途中、解き方がおかしかったようで先生が間違いを指摘することがあった。

 

 

するとクラスメイトの一人の女子が"馬鹿じゃないの"って何度も言い始めて。

 

 

そしたら続くようにあと二人くらいの男子が"馬鹿じゃん"って何度も。

 

 

そんなに何度も馬鹿、馬鹿と言うようなことだったか。

 

 

自分が言われていたわけでもないし、同じ間違った解き方をしていたわけでもないがすごくグサッときた。

 

 

その時間違え、指摘されたのがいじられキャラの男子だったからあんなに馬鹿馬鹿言ったのだろう。

 

 

いじられキャラの男子以外だったら言わない。

 

 

言わないだけで思っているんだ、馬鹿だって。

 

 

いつも心の中で馬鹿にしている。

 

 

間違った人を馬鹿にしている。

 

 

それを知ってしまった。

 

 

 

 

それまでも授業中に当てられたとき、みんなの前で間違えるのが嫌だから当てる先生の授業はビクビクしていた。

 

 

でも他の誰かが間違えても自分はなんとも思ってないことに気付いて、みんなの前で間違えることは別に怖くないと言い聞かせることができた。

 

 

そう思えてきた矢先にこれ。

 

 

ポジティブに考えてたらこれ。

 

 

 

 

 

人の評価ってどうしても気になるから。

 

 

 

 

 

あの日はあんな言うことない、ひどい、可哀想って言っているクラスメイトがいて救われた。

 

 

しかしあの日の傷が意外と深かったのか跡に残る傷になってて、今の私は救われない。