つまりは傷つきたくない

 

人に優しくしたいという気持ちはなんなんだろう。

 

 

優しくしてくれる人には優しくしたい。

 

 

これは恩返し的な気持ちなのか、それとも見返りを求めているのか。

 

 

自分がされて嫌なことは人にしない!という教えのような、自分がされて嬉しいことを人にする!というただそれだけのことだろうか。

 

 

ただ私は優しい人間ではないから、嫌な奴には優しくなれない。

 

 

目には目を、的な考えが大きく占めている。

 

 

嫌な思いをさせてくる人間に優しくする余裕なんてないし、こっちが嫌な思いをしているのに相手は全く、というのは気に食わない。

 

 

だから何か言い返してやろうとも思うが、そもそも嫌なことを無意識に言ってくるところからして気が合わないし、私が何か言ったところで何とも思わない人間なのだ。

 

 

だから結局何も言わない。

 

 

以前わかってもらえると思って私の考えを伝えていたが全く伝わらず、言っても仕方ないから言わないと言ってやったら何も行動を起こさないのはなんなんだと逆に説教じみたことを言われたことを思い出した。

 

 

学習性無力感という言葉がちらついた。

 

 

伝えないから何も伝わらない、伝えても何とも思われない。

 

 

そのことを相手は知らず、こちらはもやもやするばかり。

 

 

よく嫌な思いをさせる奴は色んなところでそうしていて、人の気持ちなど考えていないのだろう。

 

 

嫌な思いをわざわざさせてくる人間はクソで、関わる必要性はない。

 

 

どうしても関わらなきゃいけない人間以外で無理してコミュニケーションを取ってストレスを溜めるなど馬鹿馬鹿しい。

 

 

 

 

このように嫌な奴による嫌な思いを解消しようとあれこれしているのも不満だ。

 

 

私が傷ついている間、向こうは何とも思っていない。

 

 

目には目を、も叶わない。

 

 

本当は倍返ししてやりたい気分だ。

 

 

 

 

よく"幸せになることが一番の復讐"だとか"そういう奴はいつか痛い目見る"みたいな慰め?がある。

 

 

誰がこの言葉に救われるのだろう。

 

 

自分がいつか幸せになろうとも、自分が傷つけられた今嫌な奴が地獄を味わなければ気が済まないし、そもそもそういう奴はなんだかんだ上手く人生をこなしていくのだ。

憎まれっ子世にはばかるとはよく言ったもの。

 

 

 

 

 

以前好きな人には優しくしたいと話したら、それはエゴじゃんと言われたことを思い出した。

 

 

エゴで優しくしようとするのはいけないことなのか?

 

 

この世の人間の行いにエゴイズムに則ったもの以外あるのだろうか。